カウンセリング・心理学用語集
「推移律」
A=B、B=CならA=C、AはBより高くBはCより高ければAはCより高いというように、AとB、BとCとのあいだの関係がAとCとのあいだに成り立つこと。こうした推移的関係の理解と適用ができれば原初的な推論の形式が把握されたことになる。J.ピアジェによると、前提となる関係が具体的に観察される場合は7、8歳で、言語的命題としてのみ提示されるときは11、12歳で推移律の理解が可能となる。
出典元：心理学小辞典初版第16刷（有斐閣,1988）
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