【2022/10/11　クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞】

ノーベル賞の発表が次々にされているので、そもそもノーベル賞とは何かを調べようとネットを見ていましたら「クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞」というものを見つけました。
Wikipediaによると、クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は、ノーベル賞ではありませんが、アメリカ・フィラデルフィアとイギリス・ロンドンに本社を置くクラリベイト社が、研究者の論文の被引用件数や重要度の観点から、ノーベル賞受賞の有力候補者として、ノーベル賞受賞者の発表に先立つ毎年9月に発表している学術賞なのだそうで、私はこちらが非常に興味を持ちました。
私も研究者の端くれなので論文を書くことがありますが、その論文を書く際に、他の研究者の論文に記載されている情報を引用させていただいております。
引用を行う行為は、私だけでなく、多くの研究者が行っていることで、盗用ではないことを示すために、必ず出典元の明記を行います。この出典元の記載がない場合は剽窃（ひょうせつ）した論文、つまり盗作した論文という扱いをされてしまいます。
クラリベイト・アナリティクス引用栄誉賞は、この出典元となった論文の引用件数をカウントして、その引用された件数の多い研究者を称えた学術賞というわけです。
引用された件数が多いということは、その論文の価値が高いということになりますよね。
今年の受賞者の14人のうち3人が日本人でした。これを換算すると5人に1人は日本人だったということです。
私の主観として14人の研究者は縁の下の力持ちだと思います。すばらしいです！