カウンセリング・心理学用語集
「系統的脱感作(法)」


系統的脱感作(法)とは、不安が中心的作用をなしている神経症的障害を治療する行動療法の一技法。逆制止療法には多くの変法があり、その手続と理論づけの基礎研究もなされている。その骨子は①不安と拮抗する生理的状態を形成、②その状態で患者にとって一番弱い不安刺激にさらす、③それによって不安が起こらなくなるまでその刺激を繰り返す、④同じ状況をより強い不安刺激にかえて繰り返す、⑤元の不安条件づけが解体し、現症が克服される、という経過である。
出典元:心理学小辞典初版第16刷(有斐閣,1988)


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