個人差とは、性格・知能・体格・容姿などに関して個人間にみられる差異を個入差という。個人差の形成過程を研究する立場と、一つの特徴に関する個入差の幅や分布の程度を研究する立場がある。生まれつきの個人差も経験によって変動しやすい個人差もある。個人差をできるだけ少なくするように考慮して心理現象の一般的法則を追求する場合と、個人差そのものに関心をもって研究する場合とがある。
出典元：心理学小辞典初版第16刷（有斐閣,1988）