カウンセリング・心理学用語集
「誘因」
行動の目標となる対象あるいは状態をいう。動因と対をなす概念で、両者相応じて行動を解発し、その方向を決定する、すなわち動機づけるものとされる。動因が生活体を押すのに対し、誘因は引き寄せる。誘因の引きよせる力、魅力は誘発性と呼ばれるが、負すなわち遠ざける場合もある。誘発性の正負は、対象の性質のみならず生活体の、その時点における動因の状態によっても変わる。また、C.L.ハルが目標勾配と呼んだように、目標すなわち誘因に近づけば近づくほどその引き寄せる力や遠ざける力が大きくなることが知られている。
出典元:心理学小辞典初版第16刷(有斐閣,1988)
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